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「口座管理料なし」に飛びつくな!大人気「iDeCo」で失敗しない4つのポイント

運営管理機関によってサービス内容・価格・商品性が異なるうえに、後から変更が難しいから要注意!

 

これからiDeCoへ加入しようと考えているなら、どの金融機関(運営管理機関)を利用するか、その選択が重要になります。なぜなら、運営管理機関によって投資できる商品や運用にかかるコストが異なり、運用成果に大きく影響するからです。

今回は、iDeCo加入で失敗しないために、金融機関の選び方について解説します。

 

 

 

最初の運営管理機関選びが重要

 

iDeCoを始めるなら知っておくことの一つに、「運営管理機関は途中で変更することができる」というものがあります。しかし、それには保有している商品を一旦すべて売却して現金化し、変更先の運営管理機関で新たに商品を購入しなければなりません。この手続きには2ヶ月程度の時間がかかり、その間の相場変動によって資産が目減りするリスクもあります。また、運営管理機関によっては4,000円程度の手数料がかかります(ほとんどの運営管理機関では無料)。

このように運営管理機関の変更には手間がかかり、運用にも影響します。変更しないに越したことはありません。

 

 

出典:iDeCo公式サイト

 

 

運営管理機関選びの3つのポイント

 

運営管理機関の違いは一般の人にとってはわかりにくく、なんとなく知っている、キャンペーンをやっているといった理由で、安易に選んでしまいがちです。その結果、口座開設後に後悔するケースも少なくありません。

運営管理機関は選ぶ際には、どのような点に気をつければよいのか。今回は運営管理機関を選ぶ3つのポイントを紹介します。

 

 

ポイント1:口座管理手数料(運営管理機関手数料)

 

1つ目のポイントは、運営管理機関手数料が無料の運営管理機関を選ぶことです。

iDeCoでは口座を持っているだけで口座管理手数料がかかります。口座管理手数料は運用成果に関わらず、運用期間中かかり続けるコストであり、なるべく安いに越したことはありません。

口座管理手数料は、支払い先によって国民年金基金連合会手数料、事務委託先金融機関手数料、運営管理機関手数料の3つに分けられます。この中で差がつくのは、運営管理機関ごとに設定されている運営管理機関手数料です(ほか2つは共通)。

 

 

 

ポイント2:運用商品のラインナップ

 

2つ目のポイントは、希望する地域・資産に投資できる運用商品がラインナップされていることです。

 長期運用が基本のiDeCoでは、どの地域のどの資産(株式や債権など)にどのくらいの割合で投資するか、いわゆる「アセットアロケーション(資産配分)」が運用成果を左右します。運用商品は一度選んで終わりではなく、運用期間が短くなるにつれてリスクの低い商品への投資割合を高めたり、資産構成自体を変更したりといった調整も必要です。

商品数は必ずしも多ければよいというものではありません。しかし、希望する地域・資産に投資できる商品がラインナップされており、適切なアセットアロケーションが行えることは重要なポイントです。

同じ金融機関で取り扱っている商品であっても、iDeCoの対象商品であるとは限りません。なぜなら各運営管理機関が提供できるiDeCoの商品数には上限(35商品)があり、すべての商品を対象にはできないからです。

系列会社に運用会社のある運営機関では、その運用会社の商品が多く採用される傾向があります。iDeCoの対象商品は、iDeCoの運用商品一覧などで必ず確認しましょう。

 

 

ポイント3:運用商品の運用管理費用(信託報酬)

 

3つ目のポイントは、運用商品の運用管理費用(信託報酬)です。

運用管理費用(信託報酬)とは、iDeCoの運用商品である投資信託の運用にかかる手数料のことです。

信託報酬が高くても、それに見合う利益(リターン)を得られるなら問題ありません、しかし、投資対象が同じインデックスファンドにように、リターンにほとんど差のない商品であれば信託報酬は安いほうが有利です。

※インデックスファンド……株価指数などの指標(インデックス)に連動した運用成果を目指す投資信託(ファンド)。

 

信託報酬は運用資産残高に一定の割合をかけて計算されるため、運用資産が増えるにつれて負担は大きくなっていきます。運用期間長期になるほど運用成果への影響が大きくなるため、iDeCoでは運用管理費用の安さが重要になるのです。

運用商品のラインナップが揃っていることを前提に、信託報酬を比較して運営管理機関を選びましょう。

 

 

ポイント4:利用しやすさ

 

運用状況の確認や投資割合の変更(配分変更)、運用商品の入れ替え(スイッチング)などは、専用のWebサイトなどで行うのが基本です。そのためWebサイトのわかりやすさ、使いやすさがポイントになります。

また、iDeCoに関する問い合わせ・相談などは原則コールセンターでの対応になるため、夜間や土日祝日の対応状況なども確認しておきましょう。

先のポイントに比べて重要度は低いため、ポイント1〜3で絞り込んだ上で、甲乙付け難い場合に考慮するくらいでよいでしょう。

 

 

運営管理機関の比較には比較サイトが便利

 

運営管理機関の比較には、次のような比較サイトを利用すると便利です。今回紹介したポイントをふまえながら、比較してみるとよいでしょう。

 

 

 

 

【エピローグ】 もし、このようにお考えなら

 

今回の記事はいかがでしたか?既にご存じの情報もあれば、「そうなんだ」「知らなかった」といった情報もあったのではないでしょうか?

 

経済環境の悪化と共に、世間では「自助努力による“投資”」が注目を集めています。また、「iDeCo」や「NISA」の認知度も高まり、多くの場でその名前を目にするようになりました。

 

ところで皆さんは様々なメディアから得た情報をもとに、ご自身の資産形成についてリアルに着手されているでしょうか?情報収集ばかりが先行して、なかなか実行動が伴っていないという方も少なくないのではないでしょうか?

 

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