注目のベストセラー『2040年の未来予測』にも登場。「がん」は治る時代に!?
私たちの20年後の未来の医療はどのように進歩しているのか、考えたことはありますか?まだまだ先のことではありますが、どのような未来が来るのか予測していれば、これから訪れるとされている「人生100年時代」を、より健康で有意義に過ごせるのではないでしょうか。
がんは、ほとんどが「なおる」時代になる
現在、日本で「国民病」と言われるがんは、2人に1人がかかると推測されるほど増加しています。ある医学博士は、2040年には「がんのほとんどは治るようになっているのでは」と推測しています。
とはいえ、気をつけなければいけない点として、「治る」という状態は体からがんが完全に消えることではなく、がんによって命を落とす危険性がなくなる、ということです。
がんだけでなく、その他のほとんどの病気もそのように「治る」ようになるのではないかというのが今の予測です。
しかし、がんの中でも治療が難しいと思われるものがあります。現在、精力的に研究が進められていますが、すい臓がんや胆管がんの治療については、今後も困難な局面が続くと考えられています。
医療テクノロジーに関して、外科手術の執刀は人間からロボットへの置き換わりが進むと予測されますが、どの程度が置き換わるのかによっても、がん治療の進歩に大きく影響すると思われます。
ただ、ロボットの技術が高度化したとしても、やはり外科手術には人間の手が不可欠であるという結果になるかもしれません。
これから創薬のスピードはさらに速くなる?
治療技術の発達と同時に、創薬(新しいお薬を開発すること)のスピードも加速しています。最近では、コロナ禍で注目を浴びたメッセンジャーRNAワクチンがその代表的な例です。
医学界において、新しい技術は、ゆっくり検証し少しずつ流通させ10年ほどかけて世の中に普及される、というのが今までの常識でした。
しかし、今回の緊急事態では、そのような時間をかけることはできない、という認識の中で開発が進められたのです。結果、10年はかかると思われたワクチンが1年以内に完成したことは世界を驚かせました。
今後、近い将来に同じような遺伝子技術を使った薬が作られるはずで、実際にアメリカでは研究が進められています。
今回の新型コロナウィルスワクチンは異例ではありますが、創薬の技術はますます加速していると言います。
その理由の一つは、一度で膨大なデータを分析、解析可能な技術が登場したことです。
もう一つは、データの解析技術が進化したことによって、開発する側の考え方が変わったという点です。以前の仮説検証型から、現在は発見型の創薬が増えてきました。病気との関係性は明らかではないけれど、効果があるので創薬しよう、というわけです。
「医療の進歩で克服困難なもの」とは
20年後の医療では、がんが治る時代が来ると考えられている中、克服が難しいとされるものもあります。
一つは「血管の再生」です。私たちの身体には大小さまざまな血管が張り巡らされていますが、老朽化していることが分かっても全体を新しい血管に置き換える技術は存在しません。
もう一つは「突然死」です。よく知られているように、突然死は脳出血や心筋梗塞など、その多くが血管系のトラブルに関連しています。いくら健康に気を使っていたとしても、突然の病を完全に避けることはできません。従って、万が一このような一時的な危機に陥ったときのために、日ごろから対策を考えておくことが大切です。
例えば、高齢者であれば、なるべくひとりで過ごす時間を少なくする、何かあったときすぐに助けを求められるよう携帯の充電を切らさないようにする(20%以上を保つ)、など、ごく基本的な備えが重要になってくるのです。実際に、体調が急変し、携帯の充電が切れて助けを呼ぶことができなかった残念なケースも少なくはないのです。
まとめ:2040年までに私たちができること
20年後の医療技術の進歩した時代を、より健康な身体で迎えられるよう、今から気を付けておくことがあります。
いくら医療技術が進歩しても、やはり病気にならないに越したことは無いのです。
今からでも、食生活に気をつける、血管を大事にするなど、病気にならないための小さな積み重ねから始めてみませんか?
そして来るべき2040年を、元気に笑って迎えてみたい…そう思いませんか?
【エピローグ】 もし、このようにお考えなら
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